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上演延期となりました。
<詳細>
アガリスクエンターテイメント15周年興行・第28回公演
『かげきはたちのいるところ』

4/29(水)〜5/10(日) @サンモールスタジオ
<公式サイト>
<公演延期のお知らせ|当ブログ記事>

クラウドファンディング実施中!
4/22(水)0:00〜5/29(金)23:59

<詳細>


2019年12月31日

わたしの2019

終わるぞ2019年。
今年は、忙しかった気がする。
忙しさが極所的になってしまった。

関わった作品が全て最高に面白くて、
ちょっと奇跡みたいな1年だった。
こんなにも記憶に残り身体に刻まれた作品に出会えたことに感謝。

毎年毎年、このように言えるわけではない。
かと言って、もう満足したわけではない。

●1月
『わが家の最終的解決』

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再演。
なぜ、こんなにもこの作品が好きなんだろう。
この作品への愛は、座組とかそうい周囲の人たちによるもの、それもある。
しかし、そういった他の作品とはまた違う、わたしとこの作品が一対一に向き合ったときにとても特別な感情を抱くのを感じる。
エヴァがハンスや家族を愛してるのとは別に、
熊谷有芳が座組の皆さまを愛してるのとは別に、
わたしはこの戯曲自体を愛しています。

人類史上最悪とも言われる罪を乗り越えた先にある愛のかたち。
それをコメディとして表現していること、
またその姿勢を提示しているこの劇団に敬意を表してしまうのです。

大好評の一方で、この笑いが全く理解されないこともある作品でした。
それはそれでそういうもの。
わたし達はこういうやり方。
その共存を願うこともまた、この作品の姿勢だと思います。

もう少し歳をとったら、エヴァの母をやれたらいいかもしれない。
その前にまたエヴァをやりたいけどね。

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●4月 『エクストリーム・シチュエーションコメディ(kcal)』

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上の空プロデュース 6団体プロデュースで上演した作品。構想の段階から何をどうするやら不安が凄かったですが、
形になれば、超アガリスクな新作が出来上がりました。

劇団として吉祥寺シアターに出れたのも嬉しかったな。

自分は審判役っていう謎の立場で、
台詞はほぼないし、台本上の指示もほぼなくて、
さてどうやって作ろうかと悩みましたね。

結果、顕史郎さんからのビジュアルのアドバイスのおかげで、無感情で機械的な厳しい審判というのが出来上がりました。
劇場入ってから、大きく変化することができてよかった。

衣装は全員極めてシンプルでしたが、
自分の胸元のアガリスクワッペンを刺繍で作製するという無駄な労力を注いだのでそれが大変でした。
あと小道具も担当して、ハイクオリティーなケーキを作れたことがちょっち自慢。

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●6月 『いざ、生徒総会』衣装

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これは劇団の公演じゃないけど冨坂さんが脚本と演出を担当した国府台シリーズの新作。

衣装を頼まれたのでやりましたが、執筆前の相談相手になったりしてました。
スタッフだから関係者ですけど、
外から見る冨坂現場というのもなかなか面白かったです。
外からっていうか、アガリスクメンバーのいない稽古場の冨坂さんを見る、ってことかな。

なんだかんだここは冨坂さんにとっても劇団にとっても得たものがあった公演だったように思います。
大好評でしたね!

個人的には佑木つぐみが出てくれたことが嬉しかったよ。
ナチュラルな芝居できちっとコメディできる力が流石。


●7月 さつまゴルフリゾート「週末ドラマナイト」

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高橋いさをさんの『ここだけの話』を軸に、
冨坂さんが『糸と糸』『それからの話』を書き下ろした3部作コメディ。
自分はここだけ〜とそれから〜に出演。

冨坂さんが自分以外の作品を演出するのは初めて。
かなりアガリスクテイストに寄って楽しかったな。
それと、伊藤さんとの二人芝居も最高に楽しかった。
これは最近、『卒業式、実行』のプレ稽古で言われたことだけど、ウチらは同じタイプの芝居をしているらしい。
俳優として似ているところがあるから呼吸が合わせやすいというのもあるのかしら。
とてもやりやすくて感心しました。

豪華なウェディングドレスも着れてこれまた最高だった…

鹿島さんと伊藤さんと三人芝居というのも新鮮でよかったな。
大きな窓のある朝のレストランは、毎日違う景色を見せてくれて素敵だった。

この公演は劇団としては少数精鋭だったけど、
とても劇団らしかったし、
このメンバーしか知らない苦しみと楽しいこととどっちもあってそれもよき思い出。

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●8月 Mrs.fictions『月がとっても睨むから』

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ほうら来たよ、この夏の真打ち。
前置きを話すと長くなるから、



これらの記事を読んでください。

2018年8月に上演延期という選択をして、
2019年8月に帰ってきた『月がとっても睨むから』。

わたしたちが、特にミセスの3人があまりにも重く背負うことになってしまった罪について。
こんな形で作品にすることが出来る人たちだったことを、わたしは心から誇りに思う。

許してもらえないかもしれない、ということを恐れずに、諦めたり、それでも静かに諦めなかったり、他人と向き合うこと。
人生グズグズになってしまっても、生きていけるんだよ。
キワドイテーマでとても温かい涙と笑顔の溢れる作品でした。

作品もさることながら、
みんなの座組に対する愛。
奇跡でもなんでもなく、ただただ諦めの悪かったわたし達が地道に成し得た復帰上演でした。
その価値を胸に刻む。
お客様への感謝を忘れない。
観に行かないと言った人の事も忘れない(恨みとかじゃなくて笑)

終焉の言葉についてはこちらにまとまってるのでよろしければ読んでみてください。



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乱太郎とまこと。


●8月 『発表せよ!大本営!』

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さあてこの夏の気狂いスケジュールの頂点です。
ミセスの千秋楽の翌日に劇場入り。
いつ稽古してたんだ、というツイートをよく見かけましたが稽古と本番の合間に稽古して衣装を作ってたんですよ。
何のひねりもありません。

共演者の皆さんにはご迷惑をかけてしまいましたけど、こんだけ面白い作品作ってんだ、スゲーって客観的に思いました。
だから、身内なのになんか外様みたいな気分でした笑

ウェルメイドな、いいブラックコメディが作れましたね。
あっぱれ!

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松むらの三人と。
和服の衣装よかったなーって自分で考えたんだけど。



今年の演劇はこれでおしまい。
こそこそ撮影のお仕事したりもありましたが、
公にできるのはこれくらいということで。

あとはプライベートでは福浦さんの引退試合に行ったことがハイライトかなー。

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生まれた時の次くらいに大泣きしました。
あーん未だに寂しい。

野球のこと話し出すと終わらないのでこれにて。

2019年の自分の活動は、
とっても誇りに思えるものばかりで、
こんな幸せな事もなかろうよというほど、いたく嬉しいことです。

ますます人として成長していかないと、
ということはこれからもずっと有ります。

一番身近な家族と劇団を大切にして、
もっとたくさんの人と価値や幸福を分かち合ったり、分かち合えないことも受け入れたり、
広い範囲の視点を持っていたいと思います。

昔から一年ごとに何か目標を立てたり人生を見つめるのが苦手なタチなのでこれといって2020年はこう!というのはありませんが、
強いて言うなら2020年はナイツさんの漫才を観にいきたいです。
目標とかじゃないですけど。
あとWWE。
面白いものへのアンテナを張って、なるべくフットワーク軽めに新しい世界に出会いたいですね。

2020年に限らず、死ぬまでずっとの目標です。

さーてそろそろお家でまったりタイムかな!
って嘘嘘!
衣装の仕事!笑

それでは皆様、よいお年を〜!

posted by 熊谷有芳 at 17:07| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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